2007年 07月 28日
澤井信一郎トークショー!! |
『ラザロ-LAZARUS-』第2週目のトークの大トリは、
日本映画の至宝・澤井信一郎監督。
マキノ雅弘の直系にあられて、撮影所映画技術の生き証人だ。
昨年、鈴木一誌氏との『映画の呼吸』(ワイズ出版)が刊行されたばかり。
本日は客席に、鈴木氏の姿も見える。
井土監督は、澤井流演出をシナリオ、メイキングなど学びながら
『朝日のあたる家』撮影に臨んだという。
『ラザロ-LAZARUS-』を試写でいち早く観られた澤井監督は、
会場で『朝日のあたる家』をもう一度観直されてからトークに臨む。
両者に事前から緊張が走る。
澤井監督は、井土監督の質問に答える形で、シナリオの「日替わり」、
俳優の精錬、さまざまな点から『ラザロ-LAZARUS-』をバシバシ批評していく。
その厳しさに全く余念がない。
「『朝日のあたる家』では冒頭の、煙突を映し、カメラが下ってスーッと
電車が入ってくる。あそこは気持ちよかったよ。」
厳しい批評の合間にも、優しい笑顔をこぼされた。
澤井監督と井土監督との映画談義は、映画館を後にし、宴会場でも続く。
「自主制作映画の現場というのは恐らく、俳優を演出する技術を
伝承されないまま映画をつくるということだ。そのことは、今後
も常につきまとう問題だ。」
その場にいたつくり手達、みなの心に残った言葉ではないだろうか。
日本映画の至宝・澤井信一郎監督。
マキノ雅弘の直系にあられて、撮影所映画技術の生き証人だ。
昨年、鈴木一誌氏との『映画の呼吸』(ワイズ出版)が刊行されたばかり。
本日は客席に、鈴木氏の姿も見える。
井土監督は、澤井流演出をシナリオ、メイキングなど学びながら
『朝日のあたる家』撮影に臨んだという。
『ラザロ-LAZARUS-』を試写でいち早く観られた澤井監督は、
会場で『朝日のあたる家』をもう一度観直されてからトークに臨む。
両者に事前から緊張が走る。
澤井監督は、井土監督の質問に答える形で、シナリオの「日替わり」、
俳優の精錬、さまざまな点から『ラザロ-LAZARUS-』をバシバシ批評していく。
その厳しさに全く余念がない。
「『朝日のあたる家』では冒頭の、煙突を映し、カメラが下ってスーッと
電車が入ってくる。あそこは気持ちよかったよ。」
厳しい批評の合間にも、優しい笑顔をこぼされた。
澤井監督と井土監督との映画談義は、映画館を後にし、宴会場でも続く。
「自主制作映画の現場というのは恐らく、俳優を演出する技術を
伝承されないまま映画をつくるということだ。そのことは、今後
も常につきまとう問題だ。」
その場にいたつくり手達、みなの心に残った言葉ではないだろうか。
by spiritualmovies
| 2007-07-28 06:59